中学入学前から先取り学習をスタート。高校受験合格は通過点に過ぎない。

東進中等部(現・東進中学NET)に入塾したきっかけは?

村山さん 中学生になる前から、高校受験に備えて塾に通うことを決めていました。最初は志望校が明確にあったわけではありませんが、受験勉強に取り組む環境に早く慣れておきたかったのです。塾選びをする中で、当時、オンライン講座で学力レベルに合わせて学べる東進のスタイルは画期的でした。見学に訪れたとき、自分で時間をやりくりして計画的に勉強を進められるところが、集団授業よりも自分に合っていると確信しました。

村山万季さん

中学入学前に高校受験に向けてスタートダッシュを切ったのですね。

小池先生 まだ小学生だった村山さんと最初に面談したときのことをよく覚えています。外見はあまり今と変わっていませんね(笑)。目的意識が誰よりも高く、入塾後すぐに群を抜くスピードで全教科を前倒しして勉強に取り組んでいました。

村山さん 中学に入学する前に、中学1年の勉強を半年分先取りしていました。ハイレベルなカリスマ講師陣にわかりやすく教えてもらえて、さらに+αの部分まで深堀りして学べる講座があるのも、東進の授業の魅力です。当時、紙ベースだった確認テストは、満点を取らないと目の前で小池先生にビリビリに破かれて、「はい、やり直し!」の繰り返しでした。常に100%を求められ、ひたすらやり直しをしたことを鮮明に記憶しています。

小池先生 中学2年になった頃、満点が取れず私に確認テストを破られると、泣くわけでもふてくされるわけでもなく、思春期特有の反抗心をむき出しにして、キッと睨みつけてくるときもありました(笑)。悔しかったのでしょうね。

村山さん ごめんなさい! 小池先生は「もっともっとやれる!」「まだまだできるでしょ」といつも前向きな言葉をかけてくださいました。なかなか褒めてもらえないので、たまに褒められた時はすごく嬉しかったです。

中学3年の夏から、能開「日ゼミ」も併用されましたね。

小池先生 能開の高校受験講座は中3の夏に通常のカリキュラムを終えるように設定されていて、秋以降は入試問題の演習を繰り返す時間に充てます。日ゼミ「公立模試」講座では、全教科の模擬試験の点数の推移を毎週チェックしていました。

村山さん 「日ゼミ」の集団授業で他の受験生と一緒に切磋琢磨しながら勉強したことで、自分の足りない部分を客観的に認識することができました。知識を頭に叩き込むインプットと、演習問題を繰り返すアウトプットで着実に力がついたと思います。

高校受験の際、志望校を決めたきっかけは?

小池先生 村山さんは「公立模試」講座で岐阜地区の成績トップ20に入っていましたから、地域ナンバーワン校も合格圏内だと判断して、「岐阜高校以外に選択肢はない!」と叱咤激励しました。

村山さん そうやって小池先生に背中を押していただいて、トップ校を狙ってみようと決心しました。

岐阜高校に合格したとき、小池先生は村山さんにどんな言葉をかけたのですか?

小池先生 通常の高校入試時期は3月ですが、村山さんは2月中旬の選抜試験(一般入試に先行して合格者の2割を確定)で合格しました。私は「おめでとう!」と握手を交わしながら、「あなたの合格は当たり前。一日も早く高校の勉強を始めなさい」と伝えました。

村山さん もう少し一緒に喜んでくれると期待していましたが、小池先生の言葉で「高校合格がゴールじゃないんだ」と切り替えることができました。

村山万季さん

振り返ってみて、東進や能開で身についたのは
どんなことだと思いますか?

村山さん 忍耐力と計画性です。とにかく、できなかった部分のやり直しがキツくて……。例えば、各県の高校入試過去問題集「百戦錬磨」は、リモコンで押さえないと閉じてしまうほどの分厚さでしたが、それを"5周"繰り返して解くという容赦ない宿題が出ました。
無謀な計画を立ててクリアできない自分に苛立つこともありましたが、必死で食らいついていくうちに、だんだんとリアルな計画を立てて実行できるようになったと思います。