学校では味わえない悔しさが、心を強くする。わが子を通わせるなら能開しかない、と思った

お子さんたちを能開に通わせるのは、ご自分と同じ道を歩んでほしいと考えて?

人生の大切な時期に勉強方法をしっかり身につけさせるために、能開以外の選択肢は考えられませんでした。社会に出て飛躍ために必要な人生の術(すべ)は、能開で鍛えられる"タフさ"が勝負だと思うのです。中学2年の娘は週2回の授業と「論理エンジン」を受講していますが、夏休み中も講習会や合宿、自主学習まで張り切って通っていました。学校ではそれなりの成績でも能開ではまだまだで、本番に弱いので公開テストの成績も安定しないため、悔しがって涙を流すこともしょっちゅうです。でも、学校では味わえない悔しい体験が、心を強くしていくと信じています。

一方で、「そんなにたくさん勉強させたら、子どもの身体が心配だ」「そこまでやらせる必要はない」という声もあるかもしれませんね。

知識を蓄える勉強はもちろん必要ですが、一生懸命勉強する体験それ自体が子どもを骨太にするのではないでしょうか。今回私は、娘が夏合宿に行く前にメッセージを贈りました。マクドナルドの創業者、レイクロックの名言「信念と継続こそ全能である」を拝借して、「うまくいかなくても諦めるな。いまのやり方を信じて続けなさい」という想いを込めました。

松尾和彦さん

お子さんたちとはどんな風に接することを心がけていますか。

娘のノートを見た時、30年以上変わらないABC の評価を付ける"ハンコ"を久しぶりに見つけて懐かしかったですね。「子どもは親の鏡」とはよく言ったもので、得意科目まで似ています。ただ、私は1年に1度ぐらいBを取っていましたが、娘はたいていがBでときどきAを取ってくるので、私よりもすごい(笑)。励ますのは親としてもラクですが、どんなに成績が良くても集中力を欠いた行動には、心を鬼にして「ぼやっとしているから点を落とすんだ」「もう少し調べればわかる!」とゲキを飛ばします。自分が通ってきた道ではあっても、わが子にとってどんなアドバイスが的確なのかといつも頭を悩ませています。

褒めたり叱ったりと、メリハリをつけていらっしゃるのですね。

家では私が能開の先生を演じながら、「まずどこを調べたらいいんだろう」からはじまる勉強が大切だ、と口酸っぱく言い聞かせています。私たち兄妹が集まると、先生方の思い出話でいまだに盛り上がりますが、最近はお互いに子どもの勉強法について相談します。「あの先生の教え方がよかった」「反復学習がすべて」「一度教えたら問題集をいくつか与えて、やり切るスパンも決めた方がいい」といった具合です。成功体験が私たちの中に共通認識としてあるので、子どもにも信念を持って伝えることができるのだと思います。

お子さんは将来の夢について話しますか?

長女は歴史好きなので考古学者、もしくはだいぶ前から漫画家に憧れています。ところが、夏合宿から帰ってきた頃から「能開の先生になりたい!」と言い始めました。よほど合宿体験が心に響いたのでしょう。悔し涙をこぼしたこともあったようですが、それでも先生たちの励ましで大きく成長してくれました。わが子には、どこに住もうとどんな職種であろうと社会的に自主独立してしっかりと自分の足で立ってほしいと思います。羽ばたいていくヒントを能開でつかんでくれたら嬉しいですね。

これからの能開に期待することは?

能開の信念のもとで育った私にとって、古きよき伝統はしっかり受け継いでいってほしいと思います。能開で学ぶすべての子どもたちに、「必ず未来の自分に役立つはずだから、いま何が何でも頑張りなさい!」と声を大にして伝えたいですね。

本日はありがとうございました。

松尾さんインタビュー「こぼれ話」

お子さんを夏合宿に送り出した当日のこと。姫路駅中央口コンコースの集合場所で、まだそわそわしている子どもたちに向かって、先生が「もう合宿が始まっているのにまだよそ見をしているのか!」と叫ぶ声が響き渡った瞬間、「これぞ能開スタイル!」と膝を打ったという松尾さん。最終日のお迎えの際には、子どもたちの「ありがとうございました!」という声の大きさやハリ、揃い方を耳にして「ひと皮剥けて成長した姿に感動しました」と話してくださいました。

教育理念 困難な時代を生き抜く力

ティエラコムは、創業期より「困難にたじろがない ひとりで勉強できる子に」を教育理念としてまいりました。
「学習塾」とは一線を画した「総合教育運動体」としての姿勢を貫き、子どもの成長の礎となる人間の生地を鍛える教育の実践こそが、私たちの使命であると考えます。

人が生きていく過程には、避けて通れない『困難』が待ち受けています。
それらを安易に回避したり、ストレスで押しつぶされたりといった現代人の忍耐力のなさが問題視されています。
私たちは、困難を乗り越えた先にある喜びを味わえるようあえて多くの試練を用意し、鍛え、励ますことが教育者の役割であると考えます。

私たちの教育目的は、時代やグローバル化の要請に応じて、有用な「人材」を育て社会へ送り出すことではありません。
試練を乗り越えた喜びとともに得た自信を年輪のように重ねた人間こそが、自身の幸せをかみしめ、より豊かな国や世界をつくっていくと確信しています。

ティエラコムの企業活動は、常に「変わらぬ理念」と「新たな挑戦」のもとにあります。

indexへ戻る