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F.アクロマトンの秘伝タロット講座(11)
  大アルカナと小アルカナ  
 これまでカードを毎月2枚ずつ紹介してきましたが、今月までの合計22枚は大アルカナと呼ばれます。残りの56枚は小アルカナと呼ばれ4枚のナイトという絵札が多い点を除けばトランプと同じ構成になっています。そして大アルカナ0番の愚者のカードがジョーカーに相当します。小アルカナのうち2から10までの9枚の数札×4の合計36枚は1年の約10日ずつにあてはまっています。ですから本格的なタロット占いをしようとすれば78枚全部を使うのですが入門用としては大アルカナ22枚での占いに慣れるのがよいでしょう。属性と呼ばれるカードについた星座や惑星、四大元素というものを覚えたら、あとはカードのイメージを自分なりにつくってしまうのが肝要です。それぞれのカードはアニメに出てくる様々な個性的キャラクターと考えたほうがわかりやすいでしょう。




  



<スプレッド−展開法>
 占い直前のカードの順番や混ぜ方については以前紹介しましたが、混ぜたカードをある決まった位置に決まった順番でテーブルに置いていくことをスプレッドと呼びます。そのレイアウトによっていろいろなスプレッドがありますが、いちばん有名なのが「ケルト十字法」と呼ばれるもので22枚もしくは78枚をシャッフル(混ぜ合わせる)した中から10枚を展開するものです。スプレッドについては占い師の好みでいかようにもできるものなので、もちろん自分なりの展開法を作り出してもよいわけです。最初はお手本がないのでなかなか感触がつかめませんが、慣れてくると他の人には出来ないタロット占いが出きる楽しみも生まれます。来月はその見本としてわたしがいちばん良く使うスプレッドを紹介することにします。


〜節制のカード〜
 大アルカナ14番のカードが「節制」のカードです。十二星座の射手座をあらわします。
両手に持った水瓶から流れ出たものが混じり合い、新たなものに変わっていくようすを描いています。赤い獅子は白くなり、白い鷲は赤くなる。世の中には対立する考えや価値観が山ほど存在していて、たいがいはそれらは交流することを拒み争い合っています。戦争の根本はそこにありますが、もしこれらの対立するものが交流したとき、どちらでもないものが生まれてきます。融合によって生まれたものはどちらも抱合しています。このカードが意味するものは「出来るだけ交流をはかり相手を理解することに全力をつくすこと」紀元前8世紀から1000年間つづいた「オリンピアの祭典」はそれを学問、芸術、スポーツの分野で実現したものです。アテネとスパルタのように停戦協定まで結んでおこなったためギリシャ・ローマの文化があれだけ発展したのですから。


〜悪魔のカード〜
 大アルカナ15番のカードが「悪魔」のカードです。十二星座の山羊座をあらわしています。悪魔のとりこになった男女の絵が描かれています。悪魔はあくまで人間をひきつけているだけなのでみずからの意志によっていつでもそこから抜け出すことが可能なのですが、甘い誘惑から逃れるのは強制的な束縛から逃れるより難しいという現実を意味します。強い意志をもった人間にかかれば悪魔はその手下となります。それにより知恵や科学の発達という恩恵をうけるわけですが、同時にいつも悪魔は人間を誘惑し「怠惰」や「破壊」というものを人間に生み出させます。このカードが出たら「かなりいい気になっている自分に真の目的を見失ってはいないかを問い直す時」と思って下さい。自分さえよければ良いのか?自分にも他の人にもよいものはないのか?こういうことを考えるのを面倒と思うようになったとき他人を破壊し、また自滅への道を進みます。真の目的に気づいたときまったく新たな解決法がひらめいてくることでしょう。悪魔の知恵で幸福になるも不幸になるもあなた次第です。
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それでは今月の講座はここまで、次回を乞うご期待!
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