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F.アクロマトンの秘伝タロット講座(9)
  占いはどこまで未来を発見できるのか?  
 占いは本来未来を言い当てるゲームです。しかし本当に未来がわかるのでしょうか?すごく根本的な命題ですね。昔から「当たるも八卦、当たらずも八卦」といわれてきた占いですが、これまでも科学の見地から検証する人たちと占い師たちとの論争バトルはテレビでも何度も繰り返されてきました。例えばいずれは起こるのが必然といわれる関東地方の大陸プレート型地震発生の日時、場所を特定することは占いでは不可能に思えます。1995年当時の「今年の運勢を占う」といった正月記事に関西に大地震というのは見うけられなかったからです。わたしは毎年この手の記事をとっておいて年末に「占い師の通信簿」をつけるのが趣味でした。しかし占い師と質問者が「占いという虚構の世界」を通して未来の姿を発見できることがあるのも確かなようです。だからこそ占いがに当たったと思われるときその占い師に新たな質問をかかえてお客がやってくるのですから。




  



<風を象徴しているカードたち>
 「愚者」は風を象徴するカードですが、その他にも大アルカナの中では、「恋人」「正義」「星」の三枚が風のカードに該当します。これは十二星座にも関連していてそれぞれ「双子座」「天秤座」「水瓶座」にあたるカードです。そして風を表現するシンボルが<長剣(ソード)>です。方角では東、時間では日の入りをあらわしています。トランプで言えばスペードです。風の最大の特性はなにものにもとらわれない奔放さと、強大なエネルギーをもつことにあります。そのため取り扱いを誤ると大いなる災難を呼ぶ代物なのです。剣が示す通り武力がそれを端的にあらわしています。自分を守る剣はいつでも自分を傷つける凶器になる危険をはらんでいます。豊かな人の心にはぐくまれた環境の中にいるとき風の力は創造力を推進させる動力となりえます。


〜正義のカード〜
 大アルカナ8番のカードが「正義」のカードです。十二星座の天秤座をあらわします。世界にはいつも決まった量の<物>と<エネルギー>が場所を変えて、姿かたちを変えてつねに動きまわっています。そして<物>が一箇所にかたよりすぎるとバランスをとるためにエネルギーが集まってきてそれを拡散させようと働きます。正義の女神が<物>をはかるための天秤と、バランスが崩れたときにそれらを配分させる<エネルギー>を使うための長剣とを手にしています。自由、平等、正義というのはこのバランスを保とうとする法則をあらわしているのかも知れません。このカードが出たら、争いごとの解決のため、相手の言い分を再度聞きいれたうえで自分の言い分と照らし合わせ、譲れる部分とやはり要求していく部分とを整理する必要があります。一方的に攻撃するだけでは結局、自分自身をも傷つけてしまいかねません。


〜太陽のカード〜
 大アルカナ19番のカードが「太陽」のカードです。惑星では太陽そのものをあらわしています。人は生まれて育っていくうちに人間のルールに拘束されていきます。そしていつしか人は自分たちの力こそがこの世界を動かしているかのような錯覚に陥ってしまいます。しかし時として台風、地震、異常気象などの天災により、自然界の強大な破壊力におそわれて自分たちの無力さを知ると、人間はあらためて自然界のルールを実感させられます。動物たちが生きられるのも、植物が生長していけるのもすべては自然界のルールに従っているからであり、人間の身勝手なルールは大地の実りをさまたげ、生き物たちの健全な成長をさまたげて、ついには人間自身をも苦境に追い込んでいきます。このカードが出たら「井の中のかわず」になっていないか自分をかえりみる必要があるということです。多くの仲間とともに生きていることを自覚すると、とらわれていたこだわりから解放されて真の自由な自分の姿を見出すことができます。
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それでは今月の講座はここまで、次回を乞うご期待!
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