| 兵庫県(姫路) |
能力開発センター姫路本校 高瀬先生 |
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| ●今年の中学入試を終えた感想(特徴や傾向) |
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ここ数年の中学受験率の上昇を受け、今年も、近隣の各学校が志願者数をのばしました。この傾向は、今後しばらく続いていくものと思われます。また、今年で2年目を迎えた兵庫県立大学附属中学校は、初年度の10倍とはいかないまでも、6倍を超える高倍率となりました。今年は、岡山白陵中学校が専願受験者の合格者数を例年より絞ったために、難易度が上がり、他の学校に影響を及ぼしました。
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| ●今年の受験で記憶に残る生徒、エピソード
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白陵中と岡山白陵中の選択を直前まで悩み、最終的に岡山白陵中を専願で受験した生徒がいました。岡山白陵中は十分合格する見込みはありましたが、あと一歩のところで不合格となり、白陵中に目標を切り替え、「あなたは白陵中に行きなさいといわれているんだ」と言い聞かせ、受験をさせました。しかし、これも届きませんでした。この子は初めから2校のみの受験の予定で、結果が出なかったこともあり、その後しばらくゼミには来ませんでした。ところが2月も終わりに近づいて、何と第一志望の岡山白陵中から繰り上げ合格の連絡があり、本人、ご両親、そしてわれわれスタッフも本当にびっくりしました。毎年繰り上げ合格にはハラハラさせられますが、本当にうれしい瞬間でした。
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| ●中学入試の指導で心がけていること |
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昨年度もこの場で書かせていただきましたが、極力”教えない”ことです。解答はできるだけ教えず、解答に至るまでの過程のヒントを与えます。解答すべてを示してしまうこともありますが、子どもは、その場では分かった気になってしまうので、後でテスト等で同じタイプの問題に当たったときにできないということがよく見られます。子どもは、自分の力で問題が解けると、うれしくなって、自信を持ちます。その小さな喜びの積み重ねが、しっかりとした学力の礎になると考えています。
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| ●中学入試の難しさはどこにあるか |
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一番の難しさは、"12歳"での受験であるということに尽きると思います。『中学受験』というものによって、子どもは大きく成長します。ただし、必ず+の成果だけが得られるとは限りません。受験の結果によって、精神的にトラウマを抱えてしまう子どももいます。12歳での成長に賭けるのか、15歳まで待つのか。その決断が誤っていないのかの判断が、一番重要だと思います。
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| ●中学入試で保護者にお願いしたいこと
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保護者の方には、最終的な意志決定の主導権を”子ども”に与えてほしいということを一番お願いしたいと思います。最終的な意志決定というのは、どこの中学を受験するのか、また、本当に受験するのかどうかも含めての意志決定というふうにご理解下さい。受験の結果がどうあれ、中学・高校生活の中で少なくとも1回は、越えなければならない壁にぶち当たると思います。その際に、自分で納得した上で決定した進路でなければ、自分から壁に立ち向かおうとせず、逃げようとするでしょう。自分で納得した上で決定した進路であれば、他人の助けを借りながらでも、その壁を何とか越えようとしてくれるはずです。後悔のない、中学・高校生活を送ってほしいと思います。 |
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| ●今年の中学入試を終えた感想、特徴や傾向 |
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山口県宇部市には、宇部フロンティア大学付属中学校(以下「付中」)と慶進中学高等学校(以下慶進)という二つの私立中学があります。五年前までは付中一校であった中学受験市場が慶進ができることにより大きく変わりました。二校に増えたことにより一〇〇名いた付中受験者数が半分になることも予測されましたが、結果は市場が倍になり、今年も二校とも一〇〇名を越える受験者数となりました。昨年までは宇部の私立中学は合格しやすいという風潮がありましたが、今年の一〇〇名中七〇名程度の合格者、三〇名は不合格という状況を考えると、今後は合格にむけてしっかりとした準備が必要となってきました。
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| ●今年の受験で記憶に残る生徒、エピソード |
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付中受験に合格するためには二回チャンスがあります。一月頭に行われる推薦入試と、二月頭の一般入試です。推薦で不合格であった生徒が、一ヶ月後の一般入試で見事リベンジを果たしました。推薦が二科目で一般は四科目。推薦で殆どの合格数が決まってしまうため、一般は非常に狭き門となります。この生徒は推薦の二科目受験で合格するつもりだったので、残り一ヶ月で全く準備していなかった理科社会を猛勉強しました。連日Web確認テストを繰り返すことが良かったと本人は言っています。今年の付中受験生には入試で何があっても良いように、また入学後の勉強についてゆけるように、夏までは四科目(理科社会)の勉強も怠らないように指導しようと思います。 |
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| ●中学入試の指導で心がけていること |
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算数は文章題が難しいため、合格の鍵をにぎる「第一問の計算問題」で必ず満点を取るように指導しています。国語は記述問題が鍵を握るため、常にノートに答えの理由を書かせるようにしています。なぜ「ウ」が答えになるのか。生徒によってはその説明だけでノート一枚書いてくる生徒もいます。 |
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| ●中学入試の難しさはどこにあるか
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まだ山口県の小学生は「入試を突破することの難しさ、素晴らしさ」の自覚が余りないというのが現実です。入試は通過点。その先にある目標にむかって意識を高く持つこと、持たせることが難しいところです。
また、それとは逆に県外の難関私立中学合格を目指し、低学年から大きな目標に向かって努力する生徒も増えてきました。そういった生徒の希望をかなえるため、能開宇部校舎では〇七年度から四谷大塚の教材を導入した難関私学クラスを開講しています。
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| ●中学入試で保護者にお願いしたいこと |
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中学受験は高校受験に比べ「旅人算」や「鶴亀算」といった中学受験特有の知識や演習が必要になります。子どもたちが参考書で調べ、自分で考える時間が大切です。能開が学力面でのバックアップをしますので、保護者の皆さんにはぜひ家庭での健康面や精神面での支えになっていただけたらと思います。 |
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